「ノートパソコンを買ったけれど、これだけで本当に大丈夫?」「本体のほかに必要なものは何?」と不安になっていませんか。結論からお伝えすると、ノートパソコン本体に加えて最低限そろえたい「必須アイテム」は、マウス・ウイルス対策・クラウドバックアップ・ネット回線(Wi-Fi環境)の4つです。さらに「あると便利なもの」「使い方によっては任意のもの」を順番にそろえていけば、初心者でも快適に長く使えます。
この記事では、ノートパソコンと一緒に用意すべき周辺機器・ソフト・サービスを、「必須/あると便利/任意」の3段階の必要度に分け、価格目安と用途とあわせて初心者にもわかりやすく整理しました。マウスやケース、外付けSSD、Wi-Fiルーター、USB-C充電器、外部モニター、USBハブ/ドッキングステーション、ウイルス対策ソフト、Microsoft Office、クラウドバックアップ、初期設定で必要なものまで、優先順位と予算の考え方を丁寧に解説します。読み終えるころには「自分にとって何が必要で、何は後回しでよいか」がはっきりわかるはずです。
なお、これからノートパソコン本体を選ぶ段階の方は、先にノートパソコンの選び方完全ガイドや初心者向けおすすめノートパソコン15選に目を通しておくと、周辺機器選びもスムーズになります。本体が決まっていない方は、まず初めてパソコンを買う人がやることもあわせてご確認ください。
- 結論:ノートパソコンに「必要なもの」一覧と優先順位
- そもそも「必須/あると便利/任意」の考え方
- 必須①:ネット回線・Wi-Fi環境を整える
- 必須②:ウイルス対策(セキュリティソフト)
- 必須③:クラウドバックアップとデータ保護
- 必須に近い:マウスは早めに用意したい
- あると便利①:ケース・スリーブで持ち運びを安全に
- あると便利②:外付けSSD・USBメモリでデータを守る・増やす
- あると便利③:USB-C充電器・電源タップ
- あると便利④:USBハブ・ドッキングステーション
- あると便利⑤:外部モニターで作業効率アップ
- 用途次第:Microsoft Officeは本当に必要?
- 任意:キーボード・スタンド・ヘッドセットなど
- 初期設定で必要なもの・やっておくこと
- 予算別・タイプ別のそろえ方モデルケース
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:必須から優先して、使い方に合わせて買い足そう
結論:ノートパソコンに「必要なもの」一覧と優先順位
まずは全体像をつかみましょう。ノートパソコンと一緒に検討するアイテムを「必要度 × 価格目安 × 用途」で一覧にしました。上から順に優先度が高いので、予算が限られている方は上から順番にそろえるのがおすすめです。
| アイテム | 必要度 | 価格目安 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| ネット回線・Wi-Fi環境 | 必須 | 月3,000〜6,000円+ルーター5,000〜15,000円 | 更新・クラウド・調べもの全般 |
| ウイルス対策(セキュリティ) | 必須 | 0〜6,000円/年 | マルウェア・詐欺サイト対策 |
| クラウドバックアップ | 必須 | 0〜1,500円/月 | データ消失・故障への備え |
| マウス | 必須に近い | 1,000〜6,000円 | 細かい操作・作業効率 |
| ケース/スリーブ | あると便利 | 1,500〜5,000円 | 持ち運び時の保護 |
| 外付けSSD/USBメモリ | あると便利 | 1,000〜15,000円 | データ保存・移動・ローカルバックアップ |
| USB-C充電器・電源タップ | あると便利 | 2,000〜8,000円 | 外出先・2台目の充電 |
| USBハブ/ドッキングステーション | あると便利 | 2,000〜20,000円 | 端子不足の解消・据え置き接続 |
| 外部モニター | あると便利 | 12,000〜40,000円 | 作業効率アップ・在宅勤務 |
| Microsoft Office | 用途次第 | 0〜43,980円(買い切り)/月1,490円〜 | 文書・表計算・資料作成 |
| キーボード・スタンド・ヘッドセット等 | 任意 | 2,000〜15,000円 | 姿勢改善・Web会議・快適性 |
「必須」と分類したものは、安全に・安心して使うために欠かせないものです。一方で「あると便利」「任意」は、あなたの使い方(用途)によって優先度が大きく変わるため、自分のスタイルに合わせて取捨選択してください。次の章から、それぞれを具体的に掘り下げていきます。
そもそも「必須/あると便利/任意」の考え方
周辺機器をそろえるとき、つい店頭やネットのおすすめに流されて「全部必要なのかな」と感じてしまいがちです。しかし実際には、すべての人に全部が必要なわけではありません。必要度は「使い方」と「リスクの大きさ」で決まります。
3つの分類の意味
- 必須:これがないと「安全に使えない」「最低限の作業ができない」もの。後回しにすると故障・データ消失・ウイルス被害などのリスクが大きい。
- あると便利:なくても使えるが、あると作業効率や快適さが大きく上がるもの。多くの人にとって費用対効果が高い。
- 任意:特定の用途や好みに合わせて選ぶもの。必要な人にとっては重要だが、不要な人には完全に不要。
予算配分の基本ルール
予算配分で迷ったら、次の順番を意識してください。「安全・データを守るもの(無料〜数千円)」を最優先にし、次に「毎日使う操作系(マウスなど)」、最後に「作業効率を上げる投資(モニターなど)」という流れです。安全関連は無料や低コストで実現できるものが多いので、ここをケチる理由はありません。
- 無料でできる安全対策(Windows標準のセキュリティ+クラウドの無料枠)を最初に整える
- 毎日使うマウス・ネット環境を用意する
- 持ち運ぶ人はケース、データが多い人は外付けSSDを追加する
- 在宅勤務や長時間作業をするなら、モニターやハブに投資する
本体購入直後の流れについてはパソコンの寿命・買ったらやる初期設定でも詳しく解説しています。初期設定とあわせて読むと、何をいつそろえるべきかの順番がより明確になります。
必須①:ネット回線・Wi-Fi環境を整える
最近のノートパソコンは、初期設定の段階でインターネット接続が前提になっています。Windowsのセットアップ、アカウント作成、各種更新、クラウド利用のすべてにネット環境が欠かせません。これがなければ、せっかく買ったパソコンが箱から出ても使い始められないこともあります。
固定回線とモバイル回線の選び方
- 光回線(固定回線):自宅で毎日使うなら最有力。速度が安定し、データ量を気にせず使える。月4,000〜6,000円程度。
- ホームルーター・モバイルWi-Fi:工事不要ですぐ使いたい人や引っ越しが多い人向け。月3,000〜5,000円程度。
- スマホのテザリング:一時的・少量利用なら可。ただし大きな更新やバックアップにはデータ容量が不安。
Wi-Fiルーターは規格に注意
固定回線を引く場合、Wi-Fiルーターが別途必要です。2026年時点ではWi-Fi 6(11ax)以上を選んでおくと、複数台接続でも安定しやすく長く使えます。新しめのノートパソコンは最新規格に対応していることが多いので、ルーター側もそろえると性能を活かせます。規格の違いはWi-Fi 6E・Wi-Fi 7とは何かの解説記事で詳しく紹介しているので、買い替えや新規購入の前に確認しておきましょう。
| 選択肢 | 初期費用 | 月額目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 光回線+Wi-Fi 6ルーター | 工事費+ルーター約8,000円〜 | 4,000〜6,000円 | 自宅でしっかり使う人 |
| ホームルーター | 0〜数千円 | 3,000〜5,000円 | 工事不要で始めたい人 |
| モバイルWi-Fi | 0〜数千円 | 3,000〜4,500円 | 外出先でも使う人 |
必須②:ウイルス対策(セキュリティソフト)
インターネットにつなぐ以上、ウイルス・マルウェア・詐欺サイト(フィッシング)への対策は必須です。とくにネットショッピングやネットバンキングを使う方は、被害に遭うと金銭的な損失に直結します。「自分は大丈夫」と油断せず、最初に対策しておきましょう。
無料でできる対策(Windows標準)
WindowsのノートパソコンにはMicrosoft Defenderが標準で搭載されており、追加費用なしで基本的なウイルス対策ができます。これに加えて「Windows Updateを欠かさない」「怪しいメールやリンクを開かない」「公式サイト以外からソフトを入れない」という基本を守るだけでも、多くのリスクを減らせます。コストをかけたくない初心者は、まず標準機能+基本習慣で十分です。
市販セキュリティソフトを使うべき人
- ネットバンキングや高額なオンライン決済を頻繁に行う
- 家族で1台を共有し、子どもも使う(保護者向け機能が欲しい)
- フィッシング対策やパスワード管理などをまとめて任せたい
市販ソフトは年間2,000〜6,000円程度が目安です。詐欺メール対策や安全なブラウジング支援など、標準機能にない付加価値を求める人には価値があります。まずは無料の標準機能で始め、必要を感じたら有料に移行するのが、ムダのない進め方です。
必須③:クラウドバックアップとデータ保護
パソコンはいつか必ず壊れます。突然の故障、紛失、盗難、操作ミスによるデータ消失——どれも他人事ではありません。大切な写真や書類を守るために、バックアップは「必須」と考えてください。理想は「クラウド」と「外付けストレージ」の二重化ですが、まずはクラウドだけでも始めましょう。
クラウドバックアップの選択肢
| サービス種別 | 無料容量の目安 | 有料時の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| OneDrive(Windows標準連携) | 5GB | 月数百円〜(Microsoft 365込みで1TB) | Windowsと相性が良く自動同期しやすい |
| Googleドライブ | 15GB | 月250円〜 | スマホ写真との連携が便利 |
| その他クラウドストレージ | 2〜10GB | 月数百円〜 | 共有・同期機能が充実 |
ローカルバックアップも併用すると安心
クラウドに加えて、外付けSSDやUSBメモリへ定期的にコピーしておくと、より安心です。「クラウド+ローカルの二重化」なら、片方が使えなくなってもデータを失いません。外付けストレージについては次の章で詳しく解説します。SSDとHDDのどちらを選ぶか迷う場合は、SSDとHDDの違いを解説した記事が参考になります。
必須に近い:マウスは早めに用意したい
ノートパソコンにはタッチパッドが付いていますが、細かい作業や長時間の操作では外付けマウスが断然ラクです。表計算、画像編集、たくさんのタブを開くブラウジングなど、少しでも作業が多い人には「ほぼ必須」と言ってよいアイテムです。価格も手頃なので、本体と同時に用意することをおすすめします。
有線・無線(無線・Bluetooth)の違い
- 有線マウス:接続が安定し、電池切れの心配なし。安価(1,000円前後)。デスクで使うなら十分。
- 無線(USBレシーバー)マウス:ケーブルがなくスッキリ。USBポートを1つ使う。2,000円前後。
- Bluetoothマウス:USBポートを使わずに接続。持ち運びに便利。2,500〜5,000円程度。
選ぶときのチェックポイント
手の大きさに合うサイズか、静音タイプか(カフェや夜間に便利)、長時間でも疲れにくい形状かを確認しましょう。USBポートが少ないノートパソコンでは、ポートを消費しないBluetoothマウスが特に相性良好です。端子の数や種類が気になる方は、後述のUSBハブの章もあわせてご覧ください。
あると便利①:ケース・スリーブで持ち運びを安全に
ノートパソコンを外に持ち出す人なら、ケースやスリーブは早めに用意したい保護アイテムです。カバンの中で他の荷物とぶつかったり、落下の衝撃を受けたりすると、画面や本体が破損する恐れがあります。数千円の出費で高価な本体を守れるので、費用対効果は抜群です。
サイズ選びが最重要
ケース選びで最も大事なのは画面サイズ(インチ)に合っているかです。13インチ用、14インチ用、15.6インチ用などサイズ展開があるので、自分のノートパソコンに合うものを選びましょう。ピッタリすぎると入れにくく、大きすぎると中で動いて保護効果が下がります。
| タイプ | 価格目安 | メリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| スリーブケース | 1,500〜3,000円 | 薄くて軽い・カバンに入れやすい | 普段は別カバンで運ぶ人 |
| ハードケース | 2,500〜5,000円 | 衝撃に強い | 頻繁に持ち運ぶ人 |
| PC収納付きバックパック | 4,000〜10,000円 | これ1つで持ち運べる | 通勤・通学で毎日運ぶ人 |
あると便利②:外付けSSD・USBメモリでデータを守る・増やす
写真・動画・書類が増えてくると、本体のストレージだけでは足りなくなることがあります。そんなときに役立つのが外付けSSDやUSBメモリです。データの保存・移動はもちろん、前述のローカルバックアップ先としても活躍します。
外付けSSDとUSBメモリの使い分け
- USBメモリ:少量のデータを手軽に持ち運ぶ用途に。1,000〜3,000円程度。小さくて紛失しやすい点に注意。
- 外付けSSD:大容量データの保存やバックアップに最適。読み書きが速く頼れる。容量により5,000〜15,000円程度。
- 外付けHDD:容量あたりの単価が安く、大量のデータ保管向き。持ち運びにはやや不向き。
USB-C対応かどうかをチェック
最近のノートパソコンはUSB-C端子が主流です。外付けSSDを選ぶときはUSB-C接続に対応しているか、転送速度はどれくらいかを確認しましょう。端子の種類や速度についてはThunderbolt・USB-Cとは何かを解説した記事が参考になります。高速な規格を活かせば、大量のデータコピーも短時間で済みます。SSDとHDDの根本的な違いを押さえたい方はSSDとHDDの違いもチェックしてください。
あると便利③:USB-C充電器・電源タップ
ノートパソコンには純正の充電器が付属していますが、外出先用や2台目の充電器があると何かと便利です。最近はUSB-C(USB Power Delivery対応)で充電できる機種が増えており、コンパクトな充電器1つでパソコンもスマホもまかなえるようになっています。
USB-C充電器を選ぶときの注意点
- 出力(W数)を確認:ノートパソコンの充電には65W以上が目安。機種によっては100W近く必要な場合も。
- USB-C PD対応かどうか:パソコン充電にはUSB Power Delivery対応が必須。
- 複数ポートタイプ:1台でパソコンとスマホを同時充電できると荷物が減る。
電源タップ・延長コードもあると安心
デスク周りでは、パソコン・モニター・周辺機器をまとめて使うため差込口に余裕のある電源タップがあると便利です。USBポート付きの電源タップなら、スマホの充電もまとめられます。デスクをすっきり保てるので、在宅ワーク環境を整えたい人にもおすすめです。なお、USB-Cまわりの規格や給電についてはThunderbolt・USB-Cとはでも触れています。
あると便利④:USBハブ・ドッキングステーション
薄型のノートパソコンは、USB端子が少なかったり、USB-Cしか付いていなかったりすることがあります。「USBメモリとマウスを同時に挿せない」「HDMIがなくてモニターにつなげない」といった悩みを解決するのがUSBハブやドッキングステーションです。
USBハブとドッキングステーションの違い
| 種類 | 価格目安 | できること | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| USBハブ(小型) | 2,000〜5,000円 | USB端子やSDカード、HDMIを追加 | 外出先や端子不足の解消に |
| ドッキングステーション | 10,000〜20,000円 | ケーブル1本で電源・映像・周辺機器を一括接続 | 自宅・オフィスで据え置き利用 |
選ぶときのポイント
自分のノートパソコンに足りない端子(HDMI、USB-A、LAN、SDカードなど)を補えるかを基準に選びましょう。外部モニターにつなぎたいなら、HDMIやUSB-C映像出力に対応した製品を選ぶことが大切です。ドッキングステーションは映像出力や給電性能が機種によって異なるため、自分のパソコンとの相性を確認してから購入してください。端子の規格はThunderbolt・USB-Cの解説記事で理解を深めておくと、選びやすくなります。
あると便利⑤:外部モニターで作業効率アップ
在宅勤務や長時間の作業をするなら、外部モニターは投資する価値が高いアイテムです。ノートパソコンの画面に加えてもう1枚のディスプレイがあると、資料を見ながら入力する、複数の画面を同時に表示するといった作業が一気にラクになります。「デュアルディスプレイ」は一度使うと手放せなくなる人も多いほどです。
モニター選びの基本
- サイズ:24インチ前後が省スペースで扱いやすく初心者向け。作業重視なら27インチも人気。
- 解像度:フルHD(1920×1080)で十分。文字や写真を細かく見たいならWQHD以上も。
- 接続端子:ノートパソコンの出力端子(HDMI/USB-Cなど)に合うか必ず確認。
接続できないときはハブで解決
ノートパソコンにHDMIがない場合でも、前章で紹介したUSBハブやドッキングステーションを使えば映像出力が可能です。USB-C一本で映像と給電を同時に行えるモニターもあり、ケーブルを最小限にできます。在宅ワーク環境を本格的に整えたい人は、モニター・ハブ・スタンドをセットで検討するとよいでしょう。
用途次第:Microsoft Officeは本当に必要?
「Word・Excelがないと困る」と思い込んで高価なOfficeを買う人は少なくありません。しかし、用途によっては無料のソフトで十分なケースも多いのが実情です。自分がOfficeを本当に必要としているかを、まず見極めましょう。
Officeが必要な人・不要な人
- 必要な人:仕事や学校でWord・Excel・PowerPointのファイルをやり取りする、複雑な書式を崩したくない。
- 不要かもしれない人:簡単な文書作成や表計算しかしない。無料のWeb版OfficeやGoogleドキュメント/スプレッドシートで足りる。
サブスク(Microsoft 365)と買い切り(Office 2024)
Officeには月額・年額で使うサブスク型のMicrosoft 365と、一度買えば使い続けられる買い切り型のOffice 2024があります。常に最新版を使いたい・複数端末で使いたい・クラウドストレージも欲しい人はサブスク、1台で長く使いたい人は買い切りが向いています。どちらが自分に合うかは、Microsoft 365とOffice 2024の違いを解説した記事でじっくり比較してから決めましょう。
| 選択肢 | 価格目安 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 無料(Web版・Googleアプリ) | 0円 | 基本的な編集が可能 | 簡単な作業中心の人 |
| Microsoft 365(サブスク) | 月1,490円〜/年額あり | 常に最新・クラウド付き | 複数端末・最新版重視の人 |
| Office 2024(買い切り) | 3万円台〜 | 一度買えば長く使える | 1台で長期利用したい人 |
任意:キーボード・スタンド・ヘッドセットなど
ここまでのアイテムをそろえれば、ノートパソコンを快適に使う準備はほぼ整います。さらに快適さや健康を求める人向けに、「あればより快適」な任意アイテムも紹介しておきます。必要を感じたときに少しずつ追加すれば十分です。
姿勢・快適性を高めるアイテム
- ノートパソコンスタンド:画面の高さが上がり、首や肩の負担を軽減。外付けキーボード・マウスとの併用が前提。2,000〜6,000円。
- 外付けキーボード:スタンド利用時やデスクワークで快適。打ちやすさで作業効率アップ。3,000〜15,000円。
- ヘッドセット・Webカメラ:オンライン会議やオンライン授業の音質・画質を改善。2,000〜10,000円。
- クリーニング用品・画面保護フィルム:本体を長くきれいに保つ。数百〜2,000円。
これらは「全員に必須」ではありませんが、在宅ワークやオンライン会議が多い人、長時間作業で体の不調を感じる人には効果的です。自分の使い方で不便を感じた点から優先的にそろえていくのが、ムダのない買い足し方です。
初期設定で必要なもの・やっておくこと
モノだけでなく、買ったあとの初期設定で「必要になるもの」も押さえておきましょう。ここを最初に整えておくと、後々のトラブルを大きく減らせます。
初期設定でそろえておきたいもの
- Microsoftアカウント:Windowsのセットアップやクラウド連携に必要。メールアドレスを用意しておく。
- インターネット接続:更新やアカウント作成に必須。Wi-Fiのパスワードを手元に。
- パスワード管理の方法:各種サービスのID・パスワードを安全に記録・管理する手段。
- バックアップ先(クラウド/外付け):最初に設定しておけば、以降は自動で守れる。
最初にやっておくべき設定
Windows Updateの実行、不要なアプリの整理、セキュリティ設定の確認、バックアップの設定は、買ったその日に済ませておきたい作業です。具体的な手順はパソコンの寿命と買ったらやる初期設定の記事で詳しく解説しています。あわせて、購入そのものから不安がある方は初めてパソコンを買う人がやることも読むと、購入から設定までの流れがひと続きで理解できます。
予算別・タイプ別のそろえ方モデルケース
「結局、自分はどこまでそろえればいい?」という方のために、使い方のタイプ別にモデルケースを用意しました。自分に近いものを参考にしてください。
タイプ別のおすすめ構成
| タイプ | 最低限そろえるもの | 追加で欲しいもの | 周辺機器の予算目安 |
|---|---|---|---|
| ネット・動画中心のライトユーザー | マウス・ウイルス対策・クラウド・ネット環境 | ケース | 5,000〜10,000円 |
| 学生・レポート作成 | 上記+Office(または無料アプリ)・ケース | USBメモリ | 1〜3万円 |
| 在宅ワーク・副業 | 上記+外部モニター・USBハブ | 外付けSSD・スタンド・ヘッドセット | 3〜7万円 |
| 持ち運び重視のモバイルワーカー | マウス・ケース・USB-C充電器・USBハブ | モバイルWi-Fi | 1.5〜4万円 |
このように、必須アイテムは共通でも、追加で必要なものは使い方によって変わります。本体選びの段階でどのタイプに当てはまるかを意識しておくと、周辺機器の予算もあらかじめ見積もれます。本体のスペックや選び方に不安がある方は、ノートパソコンの選び方完全ガイドと初心者向けおすすめノートパソコン15選を先に確認しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ノートパソコンを買ったら、まず最初に何をそろえればいい?
まずはネット環境・ウイルス対策・クラウドバックアップ・マウスの4つを優先してください。ネット環境がないと初期設定すら進まず、ウイルス対策とバックアップは安全のために欠かせません。マウスは作業効率に直結します。これらは無料〜数千円で整えられるものが中心です。
Q2. ウイルス対策ソフトは有料を買わないと危険?
必ずしもそうではありません。Windowsには標準でMicrosoft Defenderが搭載されており、基本的な対策は無料でできます。Windows Updateを欠かさず、怪しいリンクを開かないといった基本を守れば、初心者は標準機能でも十分です。ネットバンキングを多用する、家族で共有するなど、より手厚い保護が欲しい場合に有料ソフトを検討しましょう。
Q3. Microsoft Officeは絶対に必要ですか?
用途によります。仕事や学校でWord・Excelのファイルをやり取りするなら必要性が高いですが、簡単な作業なら無料のWeb版OfficeやGoogleのアプリで代用できます。買う場合もサブスクと買い切りで損得が変わるので、Microsoft 365とOffice 2024の違いを確認してから選びましょう。
Q4. 外付けSSDとクラウド、どちらでバックアップすべき?
理想は両方の併用です。クラウドは自動同期で手間がかからず、故障や紛失にも強い一方、無料容量に限りがあります。外付けSSDは大容量を一度に保存でき、ネット不要で高速です。まずは無料のクラウドから始め、データが増えたら外付けSSDを追加する流れがおすすめです。違いはSSDとHDDの違いもあわせてご覧ください。
Q5. USB-Cしかないノートパソコンで、USBメモリやモニターは使える?
はい、USBハブやドッキングステーションを使えば問題なく使えます。USB-AやHDMI、SDカードスロットなどを追加できるので、端子不足を一気に解消できます。USB-Cの規格や対応についてはThunderbolt・USB-Cとはで詳しく解説しています。
Q6. Wi-Fiルーターは古いものを使い回しても大丈夫?
使えますが、古い規格のルーターだと速度や安定性で損をすることがあります。とくに複数台を同時接続する家庭では、Wi-Fi 6以上の新しいルーターに替えると快適さが大きく変わります。詳しくはWi-Fi 6E・Wi-Fi 7とはを参考に、買い替えを検討してみてください。
Q7. 周辺機器は本体と同時に全部そろえるべき?
いいえ、必須アイテム以外は使いながら買い足すので十分です。最初から全部そろえると出費がかさみ、結局使わないものも出てきます。まずは必須の4つ+持ち運ぶ人はケースを用意し、不便を感じた部分から追加していくのが、ムダなく賢いそろえ方です。
まとめ:必須から優先して、使い方に合わせて買い足そう
ノートパソコンと一緒に必要なものは、たくさんあるように見えて、本当に「必須」なのはネット環境・ウイルス対策・クラウドバックアップ・マウスの4つです。これらは無料〜数千円で整えられるものが中心なので、まず最初にそろえましょう。
- 必須:ネット環境、ウイルス対策、クラウドバックアップ、マウス
- あると便利:ケース、外付けSSD/USBメモリ、USB-C充電器、USBハブ、外部モニター
- 用途・任意:Office、外付けキーボード、スタンド、ヘッドセットなど
「あると便利」「任意」のアイテムは、あなたの使い方によって優先度が変わります。在宅ワークならモニターとハブ、持ち運び重視なら充電器とケースというように、自分のスタイルに合わせて買い足していけば、ムダなく快適な環境が整います。本体選びからやり直したい方は選び方完全ガイドを、買ったあとの設定は初期設定の記事を参考に、安心してノートパソコンライフをスタートしてください。

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